人の罪と信仰 大型のギリシア十字 ブロンズによる作例 42.8 x 38.2 mm


突出部分を含むサイズ 縦 42.8 x 横 38.2 mm

フランス  20世紀前半



 ギリシア十字(縦横の長さが等しい十字架)の横木に、金鎚と釘抜きを造形したクロス。





 キリストの受難に関係し、これを象徴する一群の物品を総称して「アルマ・クリスティ」(ARMA CHRISTI ラテン語で「キリストの道具類」の意) と呼びます。金鎚と釘抜きはその代表的なもので、鉄鎚はイエスを十字架に付けた人間の罪を、くぎ抜きは罪と対極にある徳と信仰を、それぞれ象徴しています。

 十字架に金鎚と釘抜きを付けた作例は珍しく、ときおり見つかるものもコルプス(CORPUS キリスト像)付の十字架、すなわちクルシフィクスにほとんど限られます。クルシフィクスではない十字架にアルマ・クリスティを付けた例は、私自身初めて目にしました。本品はフランスで作られたものですが、フランス製の十字架が「ラテン十字」でなく「ギリシア十字」であるのも珍しい点です。


  1846年9月19日、フレンチ・アルプスの高地の村ラ・サレットに出現した聖母は、クルシフィクスを首から提げていましたが、聖母を目撃した子供たちの証言によると、十字架の横木に金槌と釘抜きが付いていました。





 本品はおよそ四センチメートル角と大きなサイズのクロワ・ド・クゥ(croix de cou 首飾り用十字架)で、男性にもお使いいただけます。保存状態は極めて良好で、特筆すべき問題は何もありません。





12,800円 販売終了 SOLD

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