カシアの聖リタ ロッカポレーナのサントゥアリオ 奇蹟の薔薇の花弁


 イタリア中央部の小村カシア(Cascia ウンブリア州ペルージャ県)に、カシアの聖リタ (Santa Rita da Cascia, 1381 - 1447) の生地ロッカポレーナ (Roccaporena) があり、聖リタ信心会本部聖堂 (il Santuario dell'Opera di Santa Rita di Roccaporena) を中心にサントゥアリオ(santuario イタリア語で「聖域」)が整備されて、大勢の巡礼者をひきつけています。ロッカポレーナの聖堂はジョヴァンニ・オレステ・デッラ・ピアーナ (Giovanni Oreste della Piana) 氏の設計により、1948年に落成したロマネスク様式の美しい建物です。

 聖リタはカシアのアウグスチノ会修道院の修道女でしたが、晩年に、4年にわたってベッドに寝たきりになりました。聖リタが亡くなる少し前、聖女の出身地ロッカポレーナから修道院を訪れた人が、「必要な物はありませんか」と聖女に尋ねると、聖女は両親の家の庭に咲く薔薇の花とイチジクの実を欲しがりました。季節は 1月で、薔薇の花やイチジクの実が見つかるわけはありませんでしたが、それでも訪問者が聖女の生まれた家に行くと、一輪の薔薇と、熟れたイチジクが見つかりました。この故事に因み、聖リタの図像には薔薇が描かれることが多くあります。


【下・参考画像】 薔薇を手にしたカシアの聖リタ フランスの古い小聖画 当店の商品





 本品は、ロッカポレーナのサントゥアリオで栽培された薔薇の花弁を乾燥させたもので、紙の封筒に入っています。封筒には額に傷を受ける聖女の絵があしらわれ、その下にイタリア語で「祝福を受けた聖リタの薔薇」(rose benedette di Santa Rita)、「聖リタ修道院 ウンブリア州カシア」(Monastero S. Rita, Umbria, Cascia) と記されています。





 封筒には乾燥させた薔薇の花弁が入っています。この薔薇が「祝福された薔薇」といわれるのは、聖リタの祝日(memoria 記念日)である5月22日のミサで祝福を受けた花であるからです。薔薇の花弁は未だに色褪せず、愛を象徴する赤あるいは薔薇色を保っています。





 カシアの聖リタは「絶望的な状況にある人を助ける守護聖人」として、多くの人の崇敬を集めています。聖リタの祝日は 5月 22日です。





4,200円 販売終了 SOLD

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