稀少品 マリ=セリーヌ・ド・ラ・プレザンタシオン 聖遺物を添付した小聖画


小聖画のサイズ 76 x 54 mm

聖遺物の包みを含む全体のサイズ  縦 94 mm  横 54 mm


フランス  20世紀初頭



 1897年に19歳で亡くなったフランスの修道女、マリ=セリーヌ・ド・ラ・プレザンタシオン (Marie-Céline de la Présentation, 1878 - 1897) の小聖画。良質の中性紙の厚紙を金泥で縁取り、約 7 x 5センチメートルのセピア色のフォトグラヴュールによる聖画を貼り付けています。裏面は白紙です。

 フォトグラヴュールは、聖クララ会修道院の中庭に置かれた「イエズスを抱くアッシジの聖フランチェスコ」の像を眺めながら、聖フランチェスコの弟子であった聖キアラに倣い、手を合わせて観想に耽り、神への愛に沈潜するマリ=セリーヌ・ド・ラ・プレザンタシオンを描きます。「イエズスを抱くアッシジの聖フランチェスコ」の像はムリリョの油絵に基づく作品で、イエズスのみに目を向けて、イエズスのみを愛し、ひたすら天上界に焦がれる聖フランチェスコの精神を表しています。





 聖画には聖遺物を封入した2センチメートル四方の紙包みが添えられ、次の言葉を書いた紙が貼られています。

    Parcelle de vêtement de Sœur MARIE-CÉLINE de la PRÉSENTATION  マリ=セリーヌ・ド・ラ・プレザンタシオンの衣の小片

 マリ=セリーヌ・ド・ラ・プレザンタシオンが尊者とされたのは1957年、福者とされたのは2007年のことですが、貼付された聖画はフォトグラヴュールであり、制作年代は明らかに20世紀初頭です。したがって聖遺物を添えたこの聖画は、スール(シスター)・マリ=セリーヌ・ド・ラ・プレザンタシオンが1897年に亡くなって数年以内に制作されたことが分かります。没後すぐに聖遺物が求められたという事実から、歳若いスール(シスター)の聖徳が、その存命中から如何に慕われていたかがよく分かります。

 聖遺物である布の小片を小聖画に添えたものはときどき見かけますが、聖人自身が身に着けていたものではなく、遺体に触れさせた布である場合がほとんどです。本品にはスール(シスター)の修道衣の小片が封入されており、珍しいものといえます。





8,800円 販売終了 SOLD

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