3月28日 木曜日

 最近寝る前にニコラウス・クザーヌスを読んでいます。本当はルクレティウスの「デー・レールム・ナートゥーラー」(DE RERUM NATURA) を読みたかったのですが、ヨーロッパに注文しても届きませんでした。在庫が無いということでした。近代語に翻訳したものであればいくらでも入手できるのに、肝心の原テキストが手に入りにくくなっているようです。ドイツやフランスにおいても、ラテン語で書かれた本を読む人はほとんどいなくなっているのでしょう。

 音楽は、バッハの「マタイ受難曲」の47曲目に入っている "Erbarme dich, mein Gott" を以前からよく聴いています。初めてこの曲を聴いたのは、回心して間もない高校生の頃だったでしょうか。回心者の魂の奥底から訥々とこぼれ落ちるように、あるいは蹌踉たる歩みの如くに、短い言葉をただ繰り返すピカンデルのドイツ語詞に心が同調して、神の愛のただ中で激しく泣くようなエクスタシスに陥りました。

Erbarme dich, mein Gott, um meiner Zähren willen!
Schaue hier, Herz und Auge weint vor dir bitterlich.

 神の御前に言葉が出ないのは、いまでも高校生の頃と変わりません。この詞を聴くたび、私の全霊はイエズス・キリストの愛に激しく揺さぶられます。三度否認した私の方にイエズスが顔を向けられ、じっと目を注がれたような気持になります。おそらく生涯の終りまで、私はこの詞に涙を流し続けます。


 時計の陳列作業を行うぐみちゃん。





 床暖房の温度設定を調べる智彦。




3月8日 金曜日

 正太郎です。



 向かって右が正太郎、左手前が智彦、奥が迪彦。



 喜宣です。




3月6日 水曜日

 売り場のキャビネットの扉が半開きになって店のカードが床に落ちているので、扉を開けてみたところ、迪彦が収納されていました。



 

 ママにゃんこ。子供たちは元気です。いずれ写真をアップロードします。





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