3月25日 日曜日

 作業しにくいカウンターの様子。パソコンの上にもスタッフが乗っています。




 当店では店主以下、全員が一丸となって労働に励んでいます。いまは消耗して突っ伏している隆志も、充電が完了すれば不屈の闘志で再起してくれるはずです。



 なお、このにゃんこカゴは優れ物です。陳列ケースの近くでスタッフが寝ている場合、お客様が来店されても、足下のスタッフを踏みそうになるために、以前であれば陳列ケースに近づいて商品をご覧いただくことができませんでした。しかし最近では、取っ手付にゃんこカゴの導入により、カゴをそっと持ち上げて、スタッフの安眠を妨害せずに場所を移すことが可能になりました。これにより当店でのお買い物の利便性が大幅に向上いたしました。スタッフを踏む心配も、起こしてしまう心配も、もうありません。どうぞ奮ってご来店くださいませ。


3月14日 水曜日

 よっちゃん(向かって右)とみっちゃんが、ふたり仲良くカゴに入っています。このふたりは私の両膝にそれぞれ陣取っていることも多く、そのようなときは滑らないように爪を立てるので、かなり痛いです。我慢して作業しています。





3月12日 月曜日

 朝は東向きの大窓から日が差し込んで快適です。このテーブルの上は人気スポットです。手前から奥に、迪彦、智彦、喜宣。みんなこちらを向いています。この三人のなかで、誰がいちばん先にこっちに来るか予想を立てます。おそらく、よっちゃん(喜宣)、みっちゃん(迪彦)の順に甘えてきて、ともちゃん(智彦)はテーブルから動かないはずです。



 素直なよっちゃんは、すぐにこっちに来ました。



 どうするか考えるみっちゃん。



 いったん気の無いふりをします。



 「仕方がない。行ってやるか。」・・・ということで、予想が的中しました。



 拡大画像です。




3月11日 日曜日

 迪彦の手が増えて三本になったのかと思ったら、ひろちゃんのしっぽでした。




3月8日 木曜日

 隆志を枕にして熟睡する裕(ひろ)ちゃん。



 ロザリオの本が入っていた箱に、今日は喜宣と迪彦が入っています。入っている、といっても、実際には上に乗っているだけですが、それでも箱が好きなようです。




3月7日 水曜日

 店主はカウンターの右端付近にパソコンを置いて作業しているのですが、マウスの横やキーボードの上に、よっちゃん(喜宣)とみっちゃん(迪彦)が交替で座ります。

 下の写真では、迪彦がパソコンとマウスの間に割り込んでくつろいでいます。しかもマウスのコードを足で踏んでいるので、マウスが1、2センチしか動きません。店主は手の筋肉がひきつって、痙攣を起こしそうになりながら作業しています。ネッシーのようなものが手前に見えていますが、これは喜宣のしっぽです。喜宣は店主の膝の上に乗っています。



 迪彦がやっとパソコンの左に移動したと思ったら、膝に乗っていた喜宣が、キーボードの上に移動しました。こうなるとお手上げで、にゃんこがキーボードから降りる気になってくれるまで作業が中断します。にゃんこが降りた後は、入力方式が「かな入力」になるなど、いろいろな変更がされていて、元の設定に戻すのにしばらく時間がかかります。奥にいるのは、ぐみ嬢です。



 にゃんこスタッフのせいで仕事のペースが落ちているのかというと、実はそうとも言い切れません。店主が仕事をするには、にゃんこがオフィスにいることが必要だからです。


3月4日 日曜日

 今日撮った写真。オフィスで働くスタッフ。智彦と迪彦は今日も一緒にいます。



 ぐみ嬢は今日もひとりでいます。同僚からいじめられているわけでも仲間外れにされているわけでもなくて、とにかくひとりでいるのが好きなのです。他人と歩調を合わせる気が無いのでしょう。決して他のスタッフとくっつきません。



 ひろちゃんと隆志は今日もくっついています。




3月3日 土曜日

 当店入り口正面でお客様をお迎えするスタッフ。向かって左から、ひろちゃん、ともちゃん、よっちゃん。




 別の棚の上。みっちゃん、よっちゃん、ともちゃん。ともちゃん(智彦)とよっちゃん(喜宣)はふたりずついるわけではなくて、棚から棚へ移動しています。



 角度を変えて撮ってみました。この棚のにゃんこがやけに平べったく見えるのは、



 にゃんこが平べったいからではなくて、



 にゃんこスタッフによる耐久性テストに棚が合格できずに、天板が外れてしまったからです。その結果、棚の上がくぼんで、ちょうど地面のくぼみに雨水が溜まるように、にゃんこが溜まっています。



 よっちゃんが起きて来ました。




 開店前の店内は、にゃんこワンダーランドです。あちこちに転がるカゴの中には、にゃんこが入居しています。














 ぐみ嬢が、平べったい箱に入ろうとしています。



 ちょっかいを出す隆志。



 結局こういう利用法しかありませんでした。




 この箱にはドイツのアンティーク・ロザリオに関する専門書が入っていました。アマゾン経由で、今日ベルン(スイス)から届いたものです。




 当店では他店が扱えない水準の商品を扱うように務めています。ですから商品説明を丸ごと真似されることはあまり無いと思いますが、商品の分野に関する全般的な説明を真似されることがあります。先日も、私が書いたカニヴェに関するレファレンスを、他店が断りなく引き写していることに気付きました。


 ウェブサイトによっては「著作権」を声高に主張しているところもありますが、私は当店のウェブサイト上の情報が役に立つのであれば、自由に参考にしていただいて構わないと考えています。私が「著作権」を声高に主張しない理由は三つあります。

 ひとつめの理由は、一般論として、私の知識も元はと言えば他の人たちが書いた研究書等から学んだものだからです。他人が書いたものを丸ごとコピーするとか、表現だけを変えて内容を引き写すというようなことは、私は決してしません。このウェブサイトにある解説文はすべて私が一から書いたものです。しかしながらすべてのことをもともと知っていたわけでもなく、先人が未踏の研究分野を切り開いたわけでもないと思うと、「著作権」を主張する気になれません。

 ふたつめの理由は、美術、宗教、鉱物学、時計工学など、各分野を学べば学ぶほど奥深さを思い知って、おのずから謙虚になるからです。学べば学ぶほど、却って自分が何も知らないと痛感します。すべてを知り尽くすことなど、とてもできません。
 下の写真には古典ギリシア語で「グノーティ・サウトン(汝自身を知れ)」、すなわち自分が無知であることを思い知れ、と書かれています。ソクラテスが愛した言葉で、フィロソフィア(知を愛して探求する心、哲学)の原点です。(Plato, "Protagoras" 343B 他) 私もこの格言を忘れないように常々心がけています。

 γνῶθι σαυτόν. NOSCE TE IPSUM.

 みっつめの理由は、私が書くものは基本的に商品説明に過ぎないからです。直接の商品説明ではないレファレンスの場合も、商品説明の延長あるいは補足として書いています。商品説明は学術論文ではないので、「著作権」を主張できる立場にないと感じています。


 しかしながら、同業者があまりに露骨な引き写しをすると、モラルを疑います。私は毎週のように海外から文献を取り寄せて学び、商品説明の正確を期しています。時計に関しても、宝石と鉱物に関しても、フランスの美術メダイユに関しても、アンティーク版画に関しても、カニヴェやロザリオやメダイに関しても、疑問が生じるたびに専門書を開き、それでも満足な情報が得られないときには顕微鏡その他の機器を駆使して得られたデータを分析します。その結果、当店のウェブサイトの商品ひとつひとつに関して、どの専門書よりも詳しい解説が付くことになります。専門書の記述にある間違いを、当店の商品説明で修正することもあります。私が書く内容に含まれる誤りは、皆無ではないにしても、ほとんど無いはずです。
 さきほど「私が書くものはたかが商品説明に過ぎない」と言いましたが、レファレンスも商品説明も、学術論文並みに神経を使って書いています。ひとつの商品の説明を書くのに、一週間以上かかることも珍しくありません。ウェブサイトに商品をアップロードするペースは遅くなりますが、商品説明の質を落とさないためにはやむを得ません。


 商品説明のレベルを落とさないという店主の方針は、仕入れる品物のレベルを落とさないという方針と表裏一体になっています。当店のこの方針は、最終的にはお客様のご満足につながります。

 当店は「価値ある本物」しか扱いません。当店で何を買っていただいても、それは厳選された確かな物であり、末永くご満足いただけます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。



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