12月28日 木曜日

 ラテン語の本がようやく一冊売れました。開業以来、初めてです。ごく易しくすらすらと読める13世紀のラテン語ですので、お客様には喜んでいただけることと思います。今回の販売成功により、スコラ学の本を充実させるという当店の方針は間違っていなかったと、意を強くいたしました。来年はギリシア哲学、教父学など、ギリシア語の本を一冊でも売ることを目標にいたします。

 本に関しては、良質の学術書が多いドイツ語圏の本を、将来的に充実させたいと考えています。神学、哲学、史学を中心に、フランスの物が最近大量に入荷いたしました。少しずつ整理して、ウェブサイトにアップロードいたします。スペイン語、イタリア語に関しては、どの時代、分野を取り扱うか検討中です。スラヴ語圏の本にはなかなか手を出せません。私の能力不足です。

 ところで、どうしてこれほどまでに本が売れないのかを考えてみて、書き込みや線引きが気になるという、異常なまでに神経質な人が多いのかもしれないと思い当たりました。本は物品ですが、物品として、すなわちインクが付着した紙の束として価値があるわけではありません。読めさえすれば良いのです。書き込みや線引き、物品としての保存状態を気にするなどというのはたいへん愚かなことで、読書人の名に値しません。世界中の研究施設に保存されている古文書、たとえば死海写本やナグ・ハマディ写本は辛うじて読める程度で、物品としての保存状態は決して良くありませんが、誰もが知る遺産として尊重され、研究されています。


年末年始の営業時間について

 当店はこれまで年末年始も無休で営業してまいりましたが、例年12月31日と1月1日は来店される方が極端に少ないので、今回は1月1日の営業を休みます。店主は出勤いたしますが、売り場の照明は点けず、店舗での営業はいたしません。ご了承くださいませ。通信販売(ウェブサイトでの販売)は、元日も休まず営業いたします。


12月21日 木曜日

 チグラーシャです。






12月11日 日曜日

 床のあたりが騒がしいので、足下をみると、ふたりの子にゃんこがプロレスをしていました。チグラーシャがふわふわの梱包材の入った袋に入って遊んでいたところ、取っ手に首を突っ込んで抜けなくなり、マウラに襲われています。









 チグラーシャ。






 今日、昼食を買いに大丸に行ったついでに紳士服売り場を覗くと、何ヶ月か前に修理を依頼した品物を、店員さんが出してきてくれました。修理に出したこと自体を忘れていました。このごろは記憶が頼りにならなくなってきてしまいました。

 何十冊かの古書籍を仕入れました。これまでの数年間で売れた本は、フランス語のものが3冊、ドイツ語のものが1冊、英語のものが1冊です。ギリシア語とラテン語のものは一冊も売れていません。平均すると年に一冊といったところで、全体的に売れ行きが良くありません。しかし当店の本は日本では手に入らない貴重なものばかりなので、探している方には喜んでいただけると信じています。商品と自分の読書用を兼ねて、手に入るときに買うようにしています。


12月5日 月曜日

 新人スタッフの売り場での様子。



 左手前は隆志、奥はひろちゃん、右はチグラーシャ。



 マウラとチグラーシャ。ふたりともまだ片手に乗る大きさです。



 隅っこで固まるスタッフ。下敷きになっている順に、チグラーシャ、よっちゃん、アンジェリカ。チグラーシャはよく下敷きになっていますが、本人はあまり苦にしていないようです。




 昨日(日曜日)店主の体調が急に悪化し、店内でひっくり返っていたために営業できず、ご来店のお客様にご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでした。睡眠不足のせいらしく、26時間ほぼ連続して睡眠を取ると治りました。にゃんこスタッフに睡眠業務を任せきりだったのを反省いたしました。

 店内でひっくり返っている間、隆志、迪彦、喜宣、マウラが体の上に乗っていたので、呼吸が苦しかったのですが、それではにゃんこが乗っていないほうが良いかというと、決してそうではありません。眠るときににゃんこが必要であることは、にゃんこ同士がくっついて寝ていることからもわかります。やはりにゃんこ無しでは寝られません。



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