美しい発色の天然アメシスト(アメジスト、紫水晶)をペア(洋梨形)・カットにし、18カラットイエロー・ゴールドの枠に留めたフランスのヴィンテージ・ペンダント。上部に外付けされた環も、18カラットイエロー・ゴールド製です。1880年創業の老舗、デュブルイユ
(Bijoutiers Dubreuil) のもので、濃い紺色のプラスチック・ケースに入っています。
アメシストの頂点の近く、円形の小さな環の裏側に、「テト・デーグル」(tête d'aigle 鷲の頭)を模(かたど)ったフランスのホールマーク(貴金属の純度を示す印)がはっきりと刻印されています。八角形の枠に囲まれない「鷲の頭」は、1972年以前にフランスで使用されていたホールマークで、国産(フランス産)の18カラット・ゴールド製品であることを表します。18カラット・ゴールド(純度
18/24の金、「18金」)は、フランス製金製品における標準の純度です。
宝石を評価する際に、色、クラリティ、大きさと並んで、それらに勝るとも劣らず重要なのは「カット」の良し悪しです。宝石がキラキラと輝くのは、クラウン面(上側の面)から入射した光が宝石内部で屈折・反射して、パヴィリオン側(裏側)に抜けることなくクラウン側に戻るように、正しい角度にカットされているからです。カットの角度が適正でなければ、クラウン面から入射した光が側面や裏側に抜けてしまい、どんなに良い石であってもまったく輝きません。
このペンダントのアメシストは正しい角度にカットされているのでよく光り、小ぶりで上品なサイズながらも、ペンダントとして充分なボリューム感があります。美しく輝くジュエリーとして、どのようなシーンにも合い、日々ご愛用いただけます。
アメシスト (amethyst) の語源は「酔わない」という意味のギリシア語アメテュストス (ἀμέθυστος) で、この宝石を身に着けていると酒に酔わないと言われています。また2月に強い力を発揮する宝石(いわゆる「誕生石」)、あるいはうお座(2月20日 - 3月20日)の宝石とされています。