ギュスターヴ・ブリオン作 「洗礼の日」 天使の光の美麗フォトグラヴュール パリ、グピル社 1883年
The Day of
Baptism
原画の作者 ギュスターヴ・ブリオン (Gustave Brion, 1824 - 1877)
画面サイズ 縦 250 mm 横 190 mm
「洗礼の日」(THE DAY OF BAPTISM)という題の美しい作品。フランスの画家ギュスターヴ・ブリオン(Gustave Brion
1824 - 1877)が 1875年のパリ・サロン展に出品した絵を、パリのグピル社がフォトグラヴュールとして再現したものです。1883年、フィラデルフィア(ペンシルヴェニア州)のゲビー社(Gebbie & Co, Philadelphia)が刊行した画集「フランス美術の名作」(The
Masterpieces of French Art)のために刷られた版画です。
幼子の柔らかくふっくらとした頬や丸々とした手、レースやキルティングの質感、椅子に張られたびろうどと艶やかな木の質感など、これに勝る作品は見たことがありません。幼子にだけ柔らかい光が当たっているさまはまるで幼子自身が生命の光に包まれて輝いているように見え、無垢な笑顔には「天使のような」という形容がまさにぴったりです。
原画の作者、ギュスターヴ・ブリオン(Gustave Brion 1824 - 1877)はミレーに影響を受けたフランスのリアリズム画家で、出版社エツェル・エ・ラクロワ(Hetzel
et Lacroix)の依頼を受け、ヴィクトル・ユゴーの「レ・ミゼラブル」「ノートルダム・ド・パリ(ノートルダムのせむし男)」のために挿絵を描いています。晩年には庶民の生活を描いた作品を多数残しています。
けがれない幼子を描いたこの美しい作品は、1875年サロン展の入選作です。
当店では無酸のマットと無酸の挿間紙を使用し、美術館水準の保存額装を提供しています。上の写真は額装例で、外寸 40 x 31センチメートルの木製額に、緑色ヴェルヴェットを張った無酸マットを使用しています。この額装の価格は
24,800円です。
額の色やデザインを変更したり、マットを替えたりすることも可能です。無酸マットに張るヴェルヴェットは赤や青、ベージュ等に変更できますし、ヴェルヴェットを張らずに白や各色の無酸カラー・マットを使うこともできます。
版画を初めて購入される方のために、版画が有する価値を解説いたしました。このリンクをクリックしてお読みください。